面接

こんにちは。山口市役所近くで司法書士事務所を開業しております山本崇です。ここ最近かなり寒くなってきました。朝晩の冷え込みは少し前から始まってましたが、それでも昼間は暖かい日が続いていました。ただ、ここ数日は昼間でも寒風吹きすさび、いよいよ冬到来という感じです。

ところで、当事務所では少し前から求人情報を出しておりましたが、この度何とか新しい事務員が決定しました。求人自体は9月ごろからハローワークを通して出していたのですが、なかなか人が集まりませんでした。そもそも今回の募集は事務員を増員するつもりでの募集ではなく、産休・育休を取る事務員の代替としての期間限定の募集でした。応募はしてみたものの長期雇用ではないと分かり辞退する方も何人かいらっしゃいました。最近人手不足で求人情報を出してもなかなか人が集まらないというのは経営者仲間から聞いていましたが、産休・育休の期間1年2か月の有期雇用とあってさらに敬遠されたようです。今いる事務員さんのうちの1人が来年の2月1日から産休に入るのですが、代替の事務員が決まらなければ、休みを取る事務員さんも気に病むだろうから何とか12月中には決めたいと思って、11月になってから民間の広告代理店2社に求人情報の掲載を依頼しました。それでもなかなか応募がなかったのですが、11月末までに何とか3人の方と面接し、その中から決定しようということになりました。私の希望ももちろん大事ですが、それよりも新たに迎え入れる事務員さんを指導する立場になる他の事務員さんの意向も重要ですから、今度産休・育休に入る事務員さん含め全員でどの人がいいか検討しました。どの応募者も帯に短したすきに長しという感じで(失礼な言い方ではありますが)最後まで全員で悩んで、もうこの際全員を不採用にして再度募集しなおしてはどうかという意見も出ました。ただ、私としてはその3人の中でどうしても採用したい人がいました。これはあくまでも私の想像ですが、私以外の事務員さん2人もその人がいいと心の中で思っていたのではないかと思います。ただ、その方は今現在19歳とかなり若いということと、もし、産休に入る事務員さんが職場復帰した後も継続して雇用したいと考えたときに、みずから継続雇用を断る可能性があったため、みんな決断をためらっていたところがあります。ただ、やはり私はその方がいいと思っていたし、募集をかけなおすことも考えていなかったので、まあ私個人のわがままかも知れませんが、その人を採用すると決定しました。事務員さん2人も賛成してくれました。

今まで当事務所では1人目に福山さん、2人目に平野さんを採用しました。それぞれの募集のときに複数の方を面接して最終的に福山さん、平野さんに決定したのですが、どうも私の中ではある程度の採用基準があるようです。過去に採用した方全員に共通することって何だろうといまさらながらに考えてみると分かったのですが、当事務所で採用した方って全員経歴がわりと複雑なのです。小学校、中学校、高校、大学ととんとん拍子に進学して、卒業後、新卒採用されてそのままずっと同じ会社や職場で過ごしてきたというような、あまり変化のない経歴を持った方はうちの事務所にはいません。だって、他の人と同じような人生を歩むのってつまらなくないですか?なんとなくそう思います。もちろんそういった経歴の方がダメなわけではないし、複雑な経歴を持った方が優れているとも思いません。ただ、私自身はどちらかというと複雑な経歴を持った方と一緒に仕事をしたいなと思いますし、今いる事務員さんも、どうやら似たような考え方のようです。

毎回求人を出して人を採用しようというときはかなり悩みますが、今回はとくに悩みました。私一人ではとても決められないと思って事務員さん2人にもかなり意見を求め、一緒に悩んでくれました。それは事務員さんにとっても貴重な経験になったのではないかと思います。来年2月からは1人事務員が長期休暇に入りますが、入れ替わりで新しい事務員が来ますので、今以上にこのさくらばたけ事務所を盛り上げて、育児休暇明けに事務員さんが安心して職場復帰できるような態勢に整えておきたいと思っています。

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