船木簡易裁判所

こんにちは。山口市役所そばの司法書士山本崇です。

先日、宇部市船木の簡易裁判所で訴訟代理人を務めてきました。船木というと船木鉄道というバス会社で地元ではそれなりに有名なところで、かつては宇部駅から宇部市吉部まで通っていた鉄道の沿線になります。私は宇部市の歴史にはそれほど詳しくないですが、平成の大合併で宇部市と厚狭郡楠町が合併するまでは楠町役場が置かれていたのではないかと思います。ですので、今でも旧楠木町域の船木に簡易裁判所と家庭裁判所出張所があります。なお、私が小学校4,5年の時に過ごした周防大島町の久賀(旧久賀町)にも私が住んでいた当時は簡易裁判所と家庭裁判所がありました。今は廃止されていますが。他にも山口市阿東にも法務局や裁判所があったりとかつては割と小さな地域にも法務局、裁判所など国の機関が点在していましたね。合理化で今はどこも廃止や統合が進んでいますが。今回、私が訴訟代理人を務める裁判のために船木簡易裁判所を初めて訪れたのですが、なんとものどかなところでして、裁判所の建物は簡易裁判所と家庭裁判所出張所で一つなのですが、2階建ての小ぢんまりとした佇まいです。法廷は1つ、それとは別に調停などで使うラウンドテーブル室が一つ、建物の2階にあります。法廷もとても小さくて、傍聴人は最大でも10数名程度しか座れない感じでした。今回の裁判では私は原告代理人として参加したのですが、被告は訴状を受け取っておらず、付郵便送達で訴状を渡しておりましたから、おそらく出廷してこないだろうと予想できましたし、実際出廷してこなかったため、とても落ち着いて望めました。ふだんの裁判であれば、山口市の簡易裁判所などで相手方やその代理人が参加して行ってますから、それなりに緊張しますが。

被告は出廷しませんでしたし、訴状に記載漏れはないので1週間後には原告の主張が100%認められた判決が出る予定です。いつもこんなのんびりとした裁判ならうれしいのですが。

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