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カイ君がやってきた!
こんにちは。山口市の司法書士さくらばたけ事務所で事務員をしている福山です。私は今年の3月から猫を飼い始めました。その猫の名前はカイ君といいますが、カイ君がどうしてもここのブログを書きたいというので、今回書いてもらうことにしました。
ボクの名前はカイ。司法書士事務所で事務員をしているお姉さんの福山さんに飼われている猫さ。もともとボクは捨て猫に近い状態だったんだけど、運よく山口市阿知須にあるてしま旅館さんの猫庭で保護されることになったんだ。だから、ボクは自分の誕生日がいつなのか分んない。だってそうでしょ?みんなだって、お父さんやお母さんに自分がいつ生まれたか聞いて知ってたりはするだろうけど、自分の記憶で何月何日に生まれたか知ってる人なんていないよね。ボクは物心がつく前にお母さん、お父さんと別れちゃったから仕方ないよね。
まあ、そんなわけでその旅館の猫庭で暮らしてたんだ。猫庭の館長さんはとってもやさしくて思いやりがあって、ボクは大好きだった。だから、そこでもボクはそれなりに幸せだったし、できるだけ長くそこで暮らしてたかったんだけど、猫庭はあくまでも最終的にボクたち保護猫が責任もって飼ってくれる飼い主さんにもらわれていくまでの一時的な保護施設だから、ボクもいつかは誰か優しい飼い主さんにもらわれたいなってのは感じながら過ごしてたんだ。今年の3月にその日はやってきたんだ。ある日突然なんの前触れもなく優しそうなお姉さんと男の子があらわれた。ぜったいその人たちがボクを幸せにしてくれる!って直感したんだ。だから、すぐにお姉さんと男の子のところに行って甘えたんだ。正直に言うと、最初はちょっとおっかなびっくりだったけど、それはお姉さんには内緒さ。そして、男の子の膝の上に乗ったんだよ。もうお姉さんはメロメロさ。もちろん、ボクも男の子とお姉さんにメロメロ。男の子もボクをとても気に入ってくれて早速ボクを飼いたいって猫庭の館長さんに言ってくれたんだ。このときはとてもうれしかったなあ!だけど、てしま旅館ではきちんと最後まで責任をもってボクたちを飼ってくれる飼い主さんに引き渡したいって思ってくれてるから、かならず最初は2週間くらいのお試し飼育を設けることにしてるんだ。で、3月の最初のあたりにお姉さんちに初めて行ったんだ。その日がボクの2番目の誕生日さ。だけど、お姉さんはその日をボクの本当の誕生日って考えてくれてるし、ボクもだんだんとそうじゃないかと思ってきてる。最初は見るものすべてが新鮮だったな。お姉さんと男の子はしばらくボクをいじくりまわして可愛がってくれたな。だけど、ボクはちょっと天邪鬼なところがあって、最初はぶっきらぼうな感じでいたんだよ。まあ、ツンデレなんだよね。少なくともお試し飼育の期間だけでもおとなしくしておくことにした。それがお互いのためにもなるだろうしね。でも、その間、お姉さんと男の子はボクのことをとってもかわいがってくれたし、気に入ってくれたみたい。ボクもだんだんとお姉さんと男の子に心を開いていったんだ。本当はいやなんだけどたまには男の子やお姉さんにボクのお腹を撫でさせたりもしてるよ。だって、そうするとおいしいご飯がもらえるんだもん。もちろんお試し飼育も無事に終わってそのまま正式にお姉さんの家族になったよ。
ところで、ボクはどうも爪を切られるのが嫌いでね。最初福山のお姉さんに突然爪を切られたときは怒ったもんだよ。だけど、だんだんとお姉さんも爪を切るのがうまくなったし、それ以上にボクを手なずけるのがうまいから、最近はあまり気は進まないけど、爪を切られる間もおとなしくしてるんだ。ただ、シャワーだけはどうにもダメ。いまだにシャワーは大嫌い!それはお姉さんも分かってくれてて、今の家に来てからシャワーを浴びせられたことはないな。
すっかりお姉さんと男の子と新しい家にもなれたし、ときどき帰ってくるお姉さんの旦那さんも大好きなんだけど、昼間、一人になるのが寂しいんだよね。毎週、火曜日から金曜日までの昼間はボク一人でお留守番さ。家に一人でいるてもすることもないし、勝手にご飯を食べると怒られるから、退屈でゴロゴロしてるしかなくて、男の子とかお姉さんが帰ってくるのが待ち遠しいよ。だからだと思うけど、お姉さんもついにボクのお友達を迎えてくれる決心をしたみたい。いつになるかは分からないけど、できるだけ早く迎え入れてくれるんじゃないかな。そのあたりのことはてしま旅館さんの都合もあるから分からないけどね。でも楽しみだなあ。早くお友達に会いたいなあ。