忘年会

みなさん、こんにちは。山口市役所近くで司法書士をしている山本です。

相変わらず数か月ぶりのブログ更新となりました。今回は、去年の忘年会について書こうと思います。来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、去年のことを言う場合はどうなるのでしょうか。令和6年になってすでに1か月少し過ぎましたが、ぎりぎり2か月目に入ったばかりという事で何とか許してください。

自営業とはいえ、一応経営者ですので、毎年あちこちで忘年会が行われ、また誘われます。とは言え、さすがに全部に参加していると体にもお財布にもよろしくないので、ある程度取捨選択せざるを得ないのが実情ではあります。

で、さくらばたけ事務所としての忘年会はどうしようと考えなくもなかったのですが、うちの事務所は女性事務員さんが一人しかいないので、李下に冠を正さずといいますか、さすがに家族でもない女性と二人だけで忘年会をするわけにもいきません。事務員のご家族の方も一緒にどうぞという形にしても、上司から言われたら、本当は参加したくなくても、仕方なく参加するというのもよくある話ですので、そのせいでうちの事務所に所属していないご家族の方まで気を使って参加せざるを得ないということになれば、それは私の意図するところではありません。ですので、あまり考えることもなく早い段階で事務所としての忘年会はやらないことに決めてました。忘年会をするつもりはなかったので、事務員さんにも忘年会はしませんとあえて伝えるまでもないと思い、何も言わずに放置していました。そうすると、11月頃になって、事務員さんから忘年会をしたい!と言われてちょっと驚いてしまいました。

まあ、事務員さんから忘年会をしてもらいたいと言われれば、これは福利厚生の一環として実施しても問題はないので、1.必ずご主人と一緒に参加すること、2.事務員さんのお子さんは参加されても不参加でもどちらでもいいこと(何しろ事務員さんのお子さんはまだ2歳にもならない小さなお子さんなので)、3.私と事務員さんの家族だけだと少々物寂しいので、いつも私たちの事務所のためにお骨折りくださっており、さらにうちの事務員さんとも仲のいいい、ある取引先の女性社員Aさんも参加することを条件に、さくらばたけ事務所の忘年会を実施することとしました。Aさんにはすぐに連絡をしましたが、二つ返事でOKをいただきました。小学1年生のお子さんと一緒に参加されたいとのことでしたので、こちらとしても大歓迎であることを伝えています。

あとは、どこで忘年会をするか実施会場の問題ですが、事務員さんから忘年会をしたいと言ってきたので、どこか希望がありますか?と聞いたところ、私がフランス語を話しているところを見たいから、山口市湯田温泉にあるル・ゴロワ(Le Gaulois)がいいと言うので、そこに決定しました。このお店は、フランスの家庭料理に定評があるフランス料理店で、オーナーシェフの方はフランス人で、私も懇意にしています。ここであれば私がフランス語を話すところを見てもらえるだろうと事務員さんは考えたようです。私がフランス語を話してるところをそんなに見たいものかなあと、少々疑問でもありましたが、以前からブログにも書いているように、今年の1月からうちの事務所はフランス語での相談・依頼に対応するということを去年の夏ごろから宣言していたので、その影響なのでしょう。また、フランス語対応の事務所にふさわしくなるように、去年の11月に実施された、公益財団法人フランス語教育振興協会が実施している実用フランス語検定試験と、フランス国民教育省が認定したヨーロッパ言語共通参照枠に対応したDELFという試験の勉強を昼休み中にしていたのも、影響しているかと思います。なお、フランス語教育振興協会の事務局には、私が通っていた大学院の同級生が所属しています。彼女は過去最高得点でフランス語検定の1級試験に合格したとのことでテレビ取材も受けていたようです。

それで、事務員さんのご主人の予定と、一緒に参加してくださる取引先の女性の方の都合を考慮して去年の12月の上旬にル・ゴロワ(Le Gaulois)で大々的に事務所の忘年会を実施しました。ちなみに、事務員さんのお子さんはご実家でお留守番でした。取引先の女性Aさんのお子さんは予定通り参加してくれました。

お店に入るとシェフの奥様(山口県出身の日本人です)が個室に案内してくれて、席について待っていると、シェフのエルマン(Hermann:ファーストネームです)さんがあいさつに来てくれたので、フランス語で事務員さん、そのご主人の紹介をしました。この時、Aさんとそのお子さんはまだ来られていませんでした。それを聞いたうちの事務員さんは「山本さん、フランス語ぺらぺらですね!!」とずいぶんと満足げな様子。やがてAさんとそのお子さんも到着されて、エルマンさんがちょくちょく顔を見せてくれるので、こちらもフランス語で応じました。まあ、一応、私がフランス語をそれなりに話せるんだという私の面目は保たれたわけです。

Aさんのお子さんはさすが小学生の男の子だけあって鉄道が大好き!フランスにも日本の新幹線のように高速鉄道列車TGVというのがあるのですが、その子はエルマンさんと2人で、新幹線とTGVの話で盛り上がってました(当たり前ですが、エルマンさんはぺらぺらとまではいかなくても、日本語が一通り話せます)。

ですが、一番面白かったのはAさん自身ですね。大人4人(うち1人はハンドルキーパーなので実質3人)でボトルワインを2本飲んだというのもあってか、Aさんはとても上機嫌で普段では聞けないような話を面白おかしい話をしてくれました。普段、仕事の話を事務所でしているときも、元気な方だなあと思ってましたが、普段にも増して元気というか陽気でした。もちろん、忘年会で仕事の話をしても面白くないので、主には話せる範囲でのプライベートの話や、それぞれの参加者の個人的な趣味嗜好、思想などが話題の中心となりました。それでもAさんの話はとても面白かったですね。Aさんと私は、大学院で文学を研究していたという共通点もあり、アカデミックな話から私のいつものくだらないオヤジギャグまで、令和5年を締めくくるにふさわしい楽しい忘年会となりました。来年もまた、同じ会場、同じメンバーで忘年会ができることを願うばかりです。

あと、私個人としては、フランス語検定とDELFのさらに上位の試験に合格できるように頑張らないと!と強く思った次第です。

なお、うちの事務所はとても特殊で、事務員さんは司法書士試験合格を目指して普段から勉強しているのですが、去年の4月に事務員さんが育児休暇から復帰して以来、60分のお昼休憩は、私も事務員さんもお昼ご飯を食べ終わると、休憩時間終了まで黙々と勉強しています。事務員さんは司法書士試験の勉強、私はフランス語の勉強です。もちろん強制はしていません。4月に事務員さんが職場復帰するとお昼休憩に一人で黙々と勉強しているので、私としても話しかけたりして勉強の邪魔をしてはいけないし、やはり触発されるものがあったので、私も自然と隙間時間を利用して、自分のフランス語をさらにブラッシュアップさせようと思っているだけです。

皆さんの中で、フランス語しか話せないけど、誰かに法律相談したいという方をご存じでしたらぜひ紹介していただければと思います(←ちゃっかり事務所の宣伝してます)。



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