みなさますでにご存知のように、昨年末に中国の武漢で発生した新型コロナウイルス感染症への人の感染拡大が全世界に広がり、日本でも他の国同様、感染の拡大傾向が続いているところです。山口県内でも最初の感染者確認から徐々に感染拡大が続いており、当事務所としても日常業務において通常とは違った対応を取っております。具体的には接客時に所員がマスクをしている場合があること、事務所内にお客様をお迎えするときに器などからの感染を防止するため飲み物の提供を一時的に中止していること、通常時よりもお客様と距離を取ってお話しする場合があることなどとなっております。

それ以外に、当事務所としては、事務所で働いている事務員が少しでも不安なく働けるように配慮すべきと考えております。

そうした状況において、4月から再開された山口県内の県立、市町立学校が4月14、15日あたりから再度の休校措置となることが決まり、山口市内の市立小中学校はすでに休校しております。

きわめて私的な事ではありますが、当事務所の事務員のお子さんは今年の4月に市内の中学校に入学したばかりです。再度の休校措置に対してどのように対応する予定であるかを事務員に確認したところ、事務員は通常通りの勤務を希望する、お子さんについては自宅において一人で勉強させるとのことでした。事務員自身が在宅勤務ではなく通常どおりの勤務を希望するのであれば、当事務所としてもそれを受け入れることとしました。しかし、お子さんについての事務員の対応は当事務所としては受け入れがたいと判断しました。

通常、中学1年生のこの時期は、毎日学校に登校し、それぞれの教室で級友と机を並べ、教師から直接勉強を教わります。勉強の内容は小学校のときよりも本格的になるはずです。学校で教師から直接指導を受けるのであれば、自分に理解できないところを教員や友だちに教えてもらうことができます。しかし、中学校に入学したばかりの子どもが平日の昼間に一人で自宅にいて、学校が用意したプリントだけで勉強ができるようには思えません。自分が理解できないところは放置するでしょうし、そもそも自宅での学習を計画的にこなすこと自体難しいかも知れません。自身の子息の学習については、基本的に各家庭で対処すべきことですが、世の中の置かれた状況を鑑みると、事務員に対して可能な範囲での助力をするのは、当事務所として当然果たすべき責任であると考えました。

また、こうした対応を取るときに当事務所としてもっとも慎重にならなければいけない点として個人情報の管理があげられます。事務所員のお子さんとはいえ第三者が常時事務所内にいることになります。そこで、事務員のお子さんには一般のお客様も使用していただいている接客テーブルで勉強してもらい、それ以外では洗面台とトイレの使用のみ許可し、事務所員が執務している場所へ近づくことを禁じることとします。事務所に来客があることが分かっている場合は、前もって事務所外に出てもらうこととし、急な来客の場合や事務所員が電話対応する場合も、話の内容いかんにかかわらずその都度席を外してもらうこととします。事務所員が不在のときにお子さんが一人で事務所にいるという状態は絶対にないように厳しく注意します。また、それ以外でも常に個人情報の漏えいにつながる状態になってないかを留意しながら執務にあたることとします。このようにすることで、事務員を在宅勤務させる場合に比べかえって個人情報の管理が徹底できるのではないかと考えます。

以上の事情を慎重に検討した結果、当事務所としては、事務員のお子さんを平日昼間に事務所内へ迎え入れ、母親である事務員と机を並べさせ、失われた勉強時間や経験を積む機会を少しでも補ってあげることといたしました。当然のことながら、事務員には自身の通常業務がありますので、基本的にはそれを引き続きおこなってもらいますが、随時お子さんの学習の手助けを許可します。そのために、当事務所へご来所くださったお客様においては相当な違和感を覚えることがあるかと存じますが、現今の世の中の状況を考え、何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

令和2年4月17日