公図のない土地がある

こんにちは。山口市の司法書士さくらばたけ事務所の司法書士山本崇です。今朝はものすごく冷え込みましたね。朝起きて仕事用の荷物を車に積むために外に出ましたが、とても寒くて驚きました。真冬とまでは言いませんが、それに近い寒さで冬の到来を感じました。もうそろそろ灯油も準備しておかないといけないかなあと思う今日この頃です。

さて、昨日、いつも取引を行なわせていただいている銀行の担当者さんから、ある土地の登記事項証明書と公図を取って欲しいとの連絡を受けました。土地の所在と地番を教えていただきましたので、それに従ってインターネットの登記情報提供サービスで公図を請求したところ取得することができません。山口県の土地は、山地番と耕地番に別れていました(このように別れているのは全国でも山口県と鹿児島県のみだそうで、現在山地番、耕地番の解消が進められています)が、山地番で請求しても、耕地番で請求しても、はたまたそれらの地番が解消された形で請求しても取ることができません。

とりあえず、公図は置いておいて、登記事項証明書はどうだろうと思って、請求してみるときちんと取得できます。登記事項証明書は取れるのに、公図が取れないというのはなぜなんだろうと思って、法務局に問い合わせてみたところ、かつて山林であって山地番のようなところは元々公図が存在しないことがあるそうです。私は今まで公図が取れないといった経験がなかったので知りませんでした。確かに山林を測量して公図や地積図を作るのは大変な割りにあまり意味がありませんからね。でも、ちょっと驚きました。また一つ勉強になりました。

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