すばらしき鹿野

こんばんは。山口市中河原町の司法書士山本崇です。今日2月14日は聖バレンタインデーですね。本来家族や恋人などの大切な人に贈り物をする日で、「聖」という言葉が使われていることからも分かるようにキリスト教世界での記念日です。日本では女性が自分の好きな男性にチョコレートを贈る日として定着しています。私の自宅にも朝早くに長男の友だちの女の子がやってきてチョコレートを渡していました。一方、私の事務所では原則としてバレンタインの義理チョコは廃止しましたので、事務所内でチョコレートはやり取りされていません。言うまでもなく本命チョコもやり取りされていません。

ところで、今週は割と暇でしたので、土曜、日曜に仕事に出かける必要もなくのんびりと過ごすことができました。日曜日の今日は、とてもいい天気!とまでは言えませんでしたが、朝から穏やかな天気で、久しぶりに周南市鹿野へ出かけ温泉に入りました。過去にこのブログで書いたかどうか覚えていませんが、私は田舎とか過疎地とかが大好きです。人があまりいない牧歌的と言うかひなびた場所に行って何も考えずにぼーっと過ごすと、日々の喧騒を忘れて心がリフレッシュされるように思うのです。学生時代にフランスやスイスに渡ったときもバリやチューリヒなどは最小限の滞在にとどめ、あまり人の立ち寄らない場所にばかり行ってました。おかげで放し飼いにしている大型犬に追いかけられるなど大変な目にもあいましたが。

鹿野には年に数回出かける程度ですが、私はこの場所をとても気に入っています。いずれ鹿野に移り住みたいなとさえ思っているのですが、実際はそんなに簡単にはいかないのでしょうね。牧歌的で時間がゆっくりと流れているように感じる場所ですが、裏を返せば何かと不便な生活を強いられるでしょうし、縁もゆかりもない私が鹿野に移住すれば周りの人は好奇の目で見るかもしれません。とはいえ、本来私は根無し草=デラシネの性分ですから、いきなり移住は無理でも、定期的にこの地を訪れて地元の人たちと溶け込み、ゆっくり時間をかけて最終的に安住の地とさせてもらえたらなと思っています。

ひなびた集落を訪れ、ぼーっと自分を見つめなおすのはとても貴重な時間だと思います。そうした場所が山口県内にふんだんにあることは私にとってはとてもありがたいですね。よく都会から山口に来た人が、「山口はなにもないなあ」と言いますが、私は何もないのが山口の良さだと信じてやみません。

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