公正証書遺言の証人になって

こんにちは。山口市役所近くの司法書士さくらばたけ事務所で補助者をしている平野です。この前の10月にここで働きはじめて半年が過ぎました。最初は右も左も分からず苦労しましたが、最近になってようやく落ち着いて仕事をこなせるようになりました。

ところで、先週の金曜日に公正証書遺言の証人として立ち会いをしてきました。もちろん初めての経験です。公証役場でおこなったのですが、山口の公証役場は裁判所や中村女子高の近くにあります。ちょっと古い建物でした。最初に公証人の先生が、遺言をする人に名前や生年月日、今回作成する遺言の内容などの簡単な質問をしていました。遺言者が本心からこの遺言を作成する意思があるのかを確認しているのでしょう。その後、公証人さんが遺言の内容を遺言者の前で読み聞かせをしていました。最後に遺言者の方と証人である私、さらにもう一人の証人が署名、押印し、最後に公証人さんが署名、押印しておしまいです。私自身法律の勉強をしているのですが、民法969条にある公正証書遺言作成の方式(①証人2人の立ち会い、②遺言者が遺言の内容を公証人に伝える、③公証人が、遺言者から聞き取った遺言の内容を書きとめ、遺言者に聞かせる、④遺言者、証人、公証人の署名、押印)にきちんと従っていてとても感心しました。私はまだ遺言というものがあまり身近ではないですが、将来もことを考えて今からしっかりと対策しておいた方がいいのかなあと思ったりしました。

さくらばたけ事務所 事務員・補助者 平野

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