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デンマークの社会保障制度から
こんにちは。山口市のさくらばたけ事務所の司法書士山本崇です。
昨日、妻と子どもと一緒に小郡の私の実家に行ってきました。私は山口市の宮野地区に自宅を構えているので、実家に帰るのも非常にラクチンです。山口市の宮野から小郡の実家まで帰るので、「帰省」と言う感じではありませんし、月に1回は帰っているのではないでしょうか。車で40分程度ですから。私が子どもの頃は、父や母の実家に行くのにかなりの時間がかかってました。いずれも山口県内ですが、父の実家は周防大島にあるので、かつては大島大橋もかかっておらず、途中柳井港からフェリーに乗ってましたので、これぞ帰省!という感じでした。
で、昨日に実家でテレビを見ていたら、北欧デンマークの介護現場を取材した番組が流れてました。デンマークに限らずに北欧は一般に社会保障が手厚いイメージですが、本当にそのようで、デンマークでの40代の介護士の給料はだいたい40万円くらいあるそうです。番組の中では、美容師をやっていた人が、病気を理由に退職した後に介護士に転職したというケースが紹介されていました。日本ではなかなか介護士に転職しようという人はいないのではないかと思いますが、これだけの給与がもらえるのなら介護士に転職というのもうなずけます。しかも、美容師を辞めて介護士の資格の勉強をしていた間は無職なのに国から補助金がもらえるのだそうで、生活に対する不安もありません。
また、デンマークでの介護は、本人の残存能力を徹底的に引き出すやりかたで、日本のように部屋や施設に閉じ込めておくというのとはかなりイメージが違いました。施設の中で自分の役割が決められていて、それを自分でこなしていくようになっています。なるほど、何もしなくていいという日本のやり方に比べると合理的だなあと感心しました。日本も北欧デンマークを見習って欲しいところです。